北米155ファミリーオフィス調査は流動性・承継・業務基盤点検の必要性を示唆

Family Wealth Reportでは、RBCとCampden Wealthによる2026年版調査をもとに、私募投資の流動性、ファミリー内外の役員報酬差、運営費などを報じています。本稿では、2026年度版調査で確認された事実と、そこから考えられる実務上の示唆を整理します。

調査で確認された事実

調査には、シングルファミリーオフィスと非営利型のプライベート・マルチファミリーオフィス、計155オフィスが回答しました。内訳は米国123、カナダ21、その他の米州11です。対象となるファミリーの純資産は1億米ドルから100億米ドル超、平均は22億5,000万米ドルで、純資産を開示したファミリーの合計は3,300億米ドルを超えます。

ここでは前年との比較も説明しますが、前年との単純比較には以下の点を注意してください。純資産10億米ドル超のファミリーが回答者に占める割合は、2025年の39%から2026年には53%へ上昇しました。つまり、前年比の変化には行動の変化だけでなく、回答者構成の違いが反映されている点には注意してください。以下の数値は北米ファミリーオフィス全体の確定的な傾向ではなく、今回の回答者集団についての結果として読む必要があります。

目次

  1. 調査で確認された事実
  2. 調査結果から示唆されること
  3. 実務上の確認項目

この記事の続きは会員限定です。会員の方は以下からログインしてください。

パスワードをお忘れですか?

ご入会のご案内はこちら

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
目次